なんでもないまいにち

なーんでもない毎日の記録。
家族だったり、友達だったり、…だったり
そん時の、気持ちやあったこと
綴っていきます。

あかとんぼ

あたしの住むとこでは



時計の針が夕方5時をさすと


あかとんぼが流れる




あたし


今日帰宅してから

窓際のイスから

ほとんど動いてない




さみしすぎる

あかとんぼに


きづかされる



もぅ 5時なんだ




準備しないと




あたし

何がしたいんだろ


なにをしたって

どこにいたって

誰といたって




彼のいないそこは

無意味で虚しく

なんにもない空間





灼熱の地にいってしまった

彼は



いま、なにを思うんだろ




あたしには

あなたしかいません




こんなさみしい

あかとんぼ

はじめて聞いた




いってきます。

灼熱

土曜日


……


目が死んでる。



よく行くBARで

ひとこと。



あたしの目は死んでるらしい。



火曜日


紹介してほしいって人がいる



ほぅ…真っ暗闇からひっぱりあげて

くれる不倫希望者の登場ですか…




「灼熱だな。


ここは露出高めでいいね」


行方知らずの彼は

灼熱の地で

男の喜びを感じてるらしい




このエロオヤジが


ふざけんな





……

あんまり遅くなれないみたい

何時に店にこれますか?



9時にしますか。




りょうかいでーす。




あたしだって

だまっちゃいない

ただ、待ってる

あんたのペットじゃない






灼熱の太陽に

その身も心も

すべて


焼けてなくなって

しまえばいい



あたしのなかからも

いなくなりな





あたしの目は死んでるらしい

小さな幸せ

会えない時間が重なるほど


感じる距離が遠くなるほど



気持ちの距離もずっと離れて

消えて見えなくなって

なんにもなくなっちゃえばいいのに


存在したことすらわすれちゃえば

いいのに…




頭の中に彼が住んでるみたい



彼に出会う前


なにを思い

なにを考え


笑い、悲しんで

いたんだろ



どっかに忘れてきちゃった。




知らなければ


その腕に抱かれる

喜びも


その腕が痛いくらい

恋しい苦しさも


あたしがあたしを

嫌いになりそうなくらいの

醜いあたしを



みえないほど小さなことに

感じる喜びも




知らなければ

こんな痛みと向き合う

ことはなかった




それでも彼が欲しいと…


痛みを不安を寂しさを




彼に抱かれて隠すんだ


消えてなくなっちゃって

忘れてしまえばいいのに…





なのに


忘れてしまうのは

もといた場所で


感じていた小さな幸せ。